不器用なぼくら
みお「いらっしゃいませ」



客「2人~・・・あ!廉君だぁ!」



廉「あ。いらっしゃいませ。また来たの?」



客「だって廉君いつもいつもバイトばっかりだもん。ここでしか会えないし~」



廉「あ、そ。とりあえず席、案内するよ」









な・・・なんていうか

 

この人さっきと全然違う!!



雰囲気がこう・・・まるいっていうか・・・



だいたい!!



女の子に優しいっていうか、扱いに慣れてるっていうか・・・










廉「田中さん」



みお「あ、はい!」



廉「突っ立ってないで仕事して」



な、何!!



上中さんがお客さん連れてったじゃん!



ふぅ~・・・何だかとってもムカつく!!



廉「あ。お客様来るよ。水とおしぼりの準備」



みお「はい!」



客「すみませーん」



廉「はい、ただいま」













平日で人があんまり来ないって言ってたのに



昼くらいからランチで信じられないくらい混んだ



それでも・・・



上中さんが指示をしてくれたから



戸惑いながらもなんとかできた











廉「田中さん」



みお「あ・・・はい」



廉「今、お客様少ないから休憩行って。フロアは俺だけでも大丈夫だから」



みお「分かりました」



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