青い蝶々


「そっか…
じゃあ次は鈴音の番だね」



蓮がそう言っている間に私は覚醒した。



真っ暗な視界。


“鈴音…あの力の……使い方を…思い出して……”



ぇ、誰?



“今はまだ……教えられない”



姿を見せて!



“まだ…会えないわ…あの力の使い方を思い出す事を…私は祈っている”




そこまで言われて、視界が開けた。



目の前には蓮が居る。


その瞳に映って居た私は…


制服とは違う格好をした、私だった。



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