覆面レスラー少女H

ブロックは、その隙を逃さずタックルすると山尾を倒した。




山尾は、直ぐにガードポジションを取ってブロックの身体を自分の両足の中に入れる。




しかし、ブロックが、強いのがここからなのだ。




普通はガードポジションを取られるとなかなかパンチを顔面に綺麗に入れられないがブロックは、その身体の大きさと柔軟さでそれが出来るのだ。





ブロックが、シュート&シュートの初代ヘビー級チャンピオンのノゲーラー倒したのもガードポジションからのパンチの嵐だった。




「ヤバイぞ!!」




ミスター金が、叫んだ。




皆がヤバイと思ってセコンド陣にも動揺が走る。




ブロックの拳が山尾の顔面に降る。



山尾は、壊れた人形のように首をガクガクさせる。



鼻血が、リングに飛び散る。




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