星とアタシ
流れ星はたくさんの女の子に追いかけられていたらしい…


アタシを使って身をひそめた


幸い、私は地味子なので女の子たちは流れ星を探し求めて通り過ぎて行った


「…ふぅ、ありがとう。助かった!」


流れ星はアタシにお礼を言う…


「いえ…それでは。」


こんなキラキラオーラを放つ流れ星と一緒にいたら、嫌でも気が狂う…


サッと散らばったプリントを集めて立ち上がり、その場を去ろうとした。


パシッ



腕を掴まれた…


「まって!俺は憲成。君の名前は?」


流れ星をよく見ると…カッコイイ。


どうりで女の子たちが追いかけてくるわけだ…


そんな人が、何故アタシの名前を知る必要がある?
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