星とアタシ
「せめて、メガネ返してください…」


目が見えないとどうにもならない…


「えぇ~?かわいいのに…」


何を言ってるんだ…この人は、暑さで気が狂ったのか?そうでもなければ、アタシをカワイイだなんて言わないでしょ…


「視界がぼやけてるのでお願いします。」


そう言うと憲成さんはメガネを返してくれた


「今日は返すけど…明日はコンタクトで来てよ!持ってるでしょ?」


…確かに持ってますけど、なんで初対面の人にそんなことを言われなきゃいけないの?


「なんでっ「コンタクトじゃなかったら襲うから★」


否定の言葉は届かない。


襲われるくらいなら指示に従ったほうがましだ…


「わかりました。それでは…」


「璃麻、ちょっと待って!明日の昼休み、屋上に来い。わかったな?」


はぁ…従うしかないのよね


「わかりました…」
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