結婚してください。パンツ見せてください。
特大弁当、三つ目。
眠い、眠い、眠い、眠い。
頭の中はもう真っ白だった。
ただ、ただ、負けたくない。
それだけで弁当を頬張る。
「うぅ……、おぇっ」
不意に隣で蓮華が気持ち悪そうにしているのが見えた。
振り返ると。
「……納豆、嫌いなのか」
「……ち、ちげーし」
どうやら苦手な食べ物があったらしい。納豆だ。
『これはキツいぞ蓮華選手! 強力睡眠薬に苦手な食べ物! まさにダブルパンチだ!』
『あいつ外国にいたしな。日本独特の伝統的食べ物、納豆。これは苦手で当たり前だ』
よし、ナイス帰国子女。ナイスハーフ。
蓮華が手こずっている間に、俺は納豆を食べていく。
「あ、ずりぃ! このっ、転べ!」
「やめろ、椅子を蹴るな! 卑怯者め! このっ、この!」
「うわ、やめろ! やり返してくんな! お前も卑怯者じゃねぇか! この!」
「このこの!」
『楽しそうだな、お前ら』
進の冷めた声が聞こえた。
しまった、蓮華の椅子を蹴るのに夢中になったいた。
気を取り直して俺はまた弁当を食い出す。