(続)それでも大好きなんです



「ば、バカ!泣いてねーよ!」



すごく嬉しかった。



こんなにいいやつらと出会えて、俺は幸せ者だ。



優樹たちは、空と大地を連れて遊びに行ってくれた。



「点滴終わったら、帰っていいって」



「そっか」



「私、怖かったんだよ」



「でも、お前が鍵をかけたんじゃん」



「空と大地になんかあったらって思ったらつい…」



「…傷、どんなかんじ?」



「4針くらい縫ったみたい。……あー、まだ手が震えてる。私カッコ悪い」



そう笑う夏希が痛々しかった。







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