(続)それでも大好きなんです



「…うそ」



「拓哉が一人で準備したんだよ!すごいよね!」



私の目からは涙が溢れでた。



「いつまで泣いてんだ。行くぞ」



お父さんが私の腕を、お父さんの腕に絡ませた。



「新婦入場」



そのアナウンスと共に、私たちは歩き出した。



「夏希…」



「ん?」



「拓哉くん、いい男だな。幸せになれよ」



「うん!」



嬉しかった。



私たちは誓いを立ててキスをした。






< 31 / 212 >

この作品をシェア

pagetop