青春と幼なじみ



「やべっ!
二人とものんきに話し込んでる場合じゃないぞ!
時間がねぇ!」



携帯の時計を見て南が焦る。



「ホントだ!
急ごう!」



3人で急いで走って学校へ向かった。





















「はぁはぁ。
ま、間に合わなかった・・・。」



肩で息をする私たちの目の前には大きな柵が立っていた。



「どうする?」



「・・・強行突破しかないだろ!」



そう言うかいなか、南はぴょんっと飛んで軽々と柵を乗り越えてしまった。



「おい、葉月も葵も早く飛び超えろよ!」



「そ、そんな・・・!」



確かに南も葉月も私も昔っからかけっことかして運動神経はいい方だけどさ・・・。



葉月はいいけど、私はスカートなんだよ!?



短パンはいてないんだよ!?



南そこのところわかってんのかな・・・。




「葵、大丈夫?」



「え・・・?」



「だって短パンはいてないんでしょ?」



「うん・・・」



これじゃ飛び超えることなんてできないよ・・・。








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