御劔 光の風2
挑発的な態度に一言文句を呟くと、千羅から顔を背けて歩き始めた。
千羅は後ろから吐き出すように投げかける。
「久々の守麗王との会話はどうでした?」
千羅の言葉にカルサは足を止め、勢いよく顔を向けると怒りを露にして彼を睨んだ。
「からかうな、千羅!」
強い怒りが見える瞳、しかし千羅はあっさり受け流して近付いていく。
「お子様。もっと余裕を持てよ。何の為に俺がいるんだ?」
叱るような口調で諭されカルサは言葉をつまらせ、そして顔を背けて目を泳がせた。
カルサの頭の中はぐるぐると色んな事が巡っている。
ここではシードゥルサ国王カルサ・トルナスは存在しない。
自分でそう決めて納得してリュナにまで強制させたのに、まるで自分を失ったような気分になる。
その事で戸惑いがあるのだろうか。
雷神としてでは盾が足りない。
ここで虚勢を張っても意味がないことは分かっているのだ。
観念したようにカルサは複雑な表情で呟いた。
「ここは好きじゃない。」
千羅は後ろから吐き出すように投げかける。
「久々の守麗王との会話はどうでした?」
千羅の言葉にカルサは足を止め、勢いよく顔を向けると怒りを露にして彼を睨んだ。
「からかうな、千羅!」
強い怒りが見える瞳、しかし千羅はあっさり受け流して近付いていく。
「お子様。もっと余裕を持てよ。何の為に俺がいるんだ?」
叱るような口調で諭されカルサは言葉をつまらせ、そして顔を背けて目を泳がせた。
カルサの頭の中はぐるぐると色んな事が巡っている。
ここではシードゥルサ国王カルサ・トルナスは存在しない。
自分でそう決めて納得してリュナにまで強制させたのに、まるで自分を失ったような気分になる。
その事で戸惑いがあるのだろうか。
雷神としてでは盾が足りない。
ここで虚勢を張っても意味がないことは分かっているのだ。
観念したようにカルサは複雑な表情で呟いた。
「ここは好きじゃない。」