御劔 光の風2
「侵入者は一人、か。」
「赤い瞳の炎を操る男らしい。だろ?紅。」
「…いや、侵入者は二人かもしれん。」
確かに紅が見たときはヴィアルアイとロワーヌが二人で玲蘭華とジンロに対抗していた。
漆黒のウェーブのかかった長い髪の女性、おそらくは侵入者である男の仲間なのだろう。
「共犯者がいたのか…女の方は何をしてたんだろ?」
貴未の呟きに紅は首を横に振る。
「気になる言い方したな、紅。他に誰かおったんか?」
聖の声に紅は考えをまとめながら頷いた。
呼び起こすあの日の記憶、あの時ナルを呼びにきた女性と結界の前にいた青年。
あの二人はどことなくナルとは顔見知りのような雰囲気を出していた。
そして侵入者と戦っていた二人組。
見たこともない衣裳を身にまとい、侵入者と同じくらい強い力の持ち主。
「なんでそいつらが侵入者じゃないって分かるんだよ?」
「まぁ、ナルと普通に会話してたってのもあるんやけどな。」
「赤い瞳の炎を操る男らしい。だろ?紅。」
「…いや、侵入者は二人かもしれん。」
確かに紅が見たときはヴィアルアイとロワーヌが二人で玲蘭華とジンロに対抗していた。
漆黒のウェーブのかかった長い髪の女性、おそらくは侵入者である男の仲間なのだろう。
「共犯者がいたのか…女の方は何をしてたんだろ?」
貴未の呟きに紅は首を横に振る。
「気になる言い方したな、紅。他に誰かおったんか?」
聖の声に紅は考えをまとめながら頷いた。
呼び起こすあの日の記憶、あの時ナルを呼びにきた女性と結界の前にいた青年。
あの二人はどことなくナルとは顔見知りのような雰囲気を出していた。
そして侵入者と戦っていた二人組。
見たこともない衣裳を身にまとい、侵入者と同じくらい強い力の持ち主。
「なんでそいつらが侵入者じゃないって分かるんだよ?」
「まぁ、ナルと普通に会話してたってのもあるんやけどな。」