彼の秘密。


「…そっか。…俺もだよ。」


……そうなんだ。りょうくんも緊張するんだ…。


…なんか、ここ人通り少ない??


「ねぇ…なんか人通り少ないね。」


「……!!……うん。」


なんかりょうくんの様子がおかしい?


「りょうくん…??」

わたしはりょうくんのシャツを引っ張って足を止めた。


「……誘ってるの??」



「え…えぇ?…なにが……?!」


りょうくんの右手がわたしの横についていた。

…動けない。

りょうくんの左手はわたしの手首を握っていた。



「ど、どうしたの??」


…え?なんか唇に温かい感触…?!

「ちょっ?!…りょうくん?!」


「…だめ??」


…ひ、ひぃっ。なんか…さっきまでのりょうくんとちがうっ。
…可愛い顔してるよー(汗)

しかも、そんな顔がどアップだし…(汗)


「ここ…人少ないよ??」



「!!…そ…だけど…んんっ」





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