運命
「だからって
亮ちゃんだって行こうって
誘ってくれなかったじゃん!」





ムキになった夏海は
亮に詰め寄った





「分かった分かった
これからは
一緒に来ような?」





言い合いが
面倒になったようで
亮はあっさりと折れた





「知らない!
勝手に1人で
来たらいいじゃん!」





べーっと夏海は
亮に舌を出すと
そのまま浅瀬に入った




バシャバシャと
足で海水をかき混ぜると
次はしゃがんで
貝殻やらヒトデやら
探し始めた






「あっ!
見て見て!
綺麗な貝殻~」





さっきまでの
ムスッとした夏海は
どこにいったのか



全体的に白く
淡い青色の筋が入った
貝殻を見つけると
手に取って亮に見えるように
掲げてみせた


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