実録幽霊が棲む屋敷(第4話)
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実録幽霊が棲む屋敷(第4話)


あの
恐ろしい
夜を過ごした俺は…
1人で寝るのが
恐くなり
弟と寝ることにした
5歳下の弟は
俺によくなついていた
(↑ニャンコか?)

夜中のトイレも
弟と行くことで
少しは恐怖も
和らいでいた…

トイレも
あの昼間でも暗い
座敷を通り…
開かずの納戸を過ぎて
行くんだけど

毎晩
毎晩
恐くて
恐くて
仕方がなかった
仕方がなかった
(↑ヨッパか?)
(↑最後のフレーズはいらんやろ?)


昼間でも
夜でも
暗くて
無駄に広い座敷の
真正面には
段があり
人形を置いたり
壺を置いたり
ラジバンダ…
(↑またかょ…)

掛け軸を飾ったりする
スペースがあり
右端には
おそらく
仏壇を収納してたと
思われる開き戸があり
(↑軽く物置として使ってたよな…)


当時の俺は
よくそこで
隠れたりしてたんだけど


あれ以来
いつ閉めても
その開き戸は
ほんの少しだけ開いてるんだょ…
トイレもビビリながら
何故かソコを見てしまうんだよな…
(↑でも、お前の弟もソコに隠れたりしてたからね…)

そう
ブレ少年ボウイは
(↑エキセントリックか?)

そう
自分に言い聞かせて
納得してたんだけど…



ある日
弟より早く帰って来た
ブレ少年ボウイは…
(↑気に入ったのか?)


その開き戸に隠れて
弟を驚かせようと思い
1人で家にいたんだ…
おねぇさんは部活で
(↑いつもお前って呼んでるクセに…)

オヤジは
病院の後
しばかりに

オフクロは
仕事の後
川で洗濯に
(↑桃太郎か?)


とにかく
家には1人だった

玄関は
立て付けが悪く
横に滑らせるタイプで
俺より
ちょっとプリチーな弟は
フンフン言いながら開けるんだよ…


パタパタ…

ん?


帰ってキター!!

ブレ少年boyは
(↑名前…ちょっとカッチョよくなってるし!)


あの開き戸に
隠れたんだ…

玄関が
ガタガタと滑る音
障子を開ける音…

座敷に来た

俺を探してるのか?
(↑靴があるからな…)

パタパタ…


パタパタ…


トイレか?
(↑我慢してたんだろ?)


確かに
トイレの方向に
足音が聞こえた


隠れてる
俺としては
線香の匂いが
充満したような
開き戸に入るのも
耐えれなくなり
トイレの方に
忍び足で行き
弟をビックリさせようと
したんだけど…


ガタガタ…
ガラガラ…ガラガラ…

「ただ今~!」


へぇ!?


弟が帰って来たんだよ…


あの足音は
いったい…


俺が
遅くなって帰って来ると
茶の間で
マンガを見ている弟は
トイレに行く降りをしながら
開き戸に入り
反対に俺を驚かせる事もある…

まだ夕方だったかな
マンガが終わり
弟はすぐ遊びたがるので


「トイレ!!」
と言いながら
茶の間を出た…

ちょっと間を置き
俺が座敷に入った瞬間
開き戸が
パタッ…と
閉まった…


笑いをこらえながら
弟が入った
開き戸の前に行き

弟が開けるまで
待ってたら

「兄ちゃん?」
「何してるの?」と
背後から声がした…


お…?
お前…?
トイレだったのか?


弟は
コクッと
うなずいた…


誰が入ったんだろ?
弟に話をして
2人で…

開き戸を…

開けた…


何も
ソコには
いなかったんだ…


だけど
その日を境に
俺と弟は
開き戸に入るのを
止めた…


この
開き戸は…

それから
引っ越しするまで
閉めても
閉めても
ちょっとだけ
開き続けた…


あの開き戸は
もしかすると
異次元への出入口だったのかも知れない…



(あの開き戸は霊界への門)

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