【BL】俺達は双子で男同士なんだが。【完】


薄れる意識の中で、




確かに呂来の「好きだよ、兄貴」という声が聞こえた気がした。




次に意識が戻る頃にはもう朝だろう。

経験上、そう思える自分がいた。




意識が途絶える直前に頭に残ってたのは、


自分じゃないみたいな甘い声と、
呂来の甘いのに悲しそうな


あの表情だった。






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