【BL】俺達は双子で男同士なんだが。【完】
…母親の気配が、扉の向こうから消えた。


俺達は、再度深く溜め息をつく。




そして、俺は未だ俺を覆い被さってる呂来を見た。


呂来はさっきの衝撃から頭が冷めないのか、まだ息が震えている。


「…分かるか?お前が今びびった様に、お前がやってる事は常識的にイケナイ事なんだよ」


「…」


呂来は何も言わない。


「…嫉妬してどうすんだよ」





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