キミ色
思わず目をぱっちりとさせる私。
だって、さっき一緒にワークを拾ってくれた男の子なのだから。
だから同じ色のネクタイたのに
見たことがなかったのか!
なんて自分の中で納得する。
「高瀬裕太です」
キャッキャと言う女の子の声や
残念がる男の子の声。
その声がこの転校生の笑顔を見た瞬間女の子の叫び声だけになった。
恐るべし、いけめん。
この学校には居ないタイプのいけめんに
女の子達は黄色い声をあげ、男の子達は睨む。
異様な光景をぽかんとして見ていると
ふと転校生の男の子と目があった。