あの恋以上に…
宿泊研修の当日。

「望桜!バス一緒乗ろうね??」

「もちろん!!あ、本宮くんは誰と…」

「俺は港と乗るから。柚木も夏蓮もあとでな!」

本宮くんと仲の良い麻原港(あさはら みなと)くんは、夏蓮の好きな人らしい。
同じクラスのバスケ部で、顔はそこそこ良くてとってもクールって言ってたかな…?

麻原くんとは、電車が一緒だから見たことはあるんだけど…。

「ねえ、望桜!!港とアド交換するの手伝ってくれない!?」

「はあ!?私が手伝うの?でも夏蓮は仲良いから普通に交換できるんじゃ…。」

「それが恥ずかしいからできないのっ!!お願いっ!!」

「…。わかった…。」

夏蓮うれしそう。

絶対私が手伝わなくてもアド交換くらいできると思ったけど…、
頼まれたら断れないじゃんよ…。

『班にわかれて部屋に待機しててください。明日からは勉強会なので、今日1日で良い思い出づくりをして下さい。』

先生からの指示でみんな騒ぎだした。

私は、荷物を持って部屋に入ろうとしたら誰かに呼び止められた。
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