紅蓮の鬼


歩いているうちに、


ふと俺は急速に後ろから何かが迫ってくるような気配を感じた。


勢いよくバッと振り返る。


「 ! 」


そこには袴を着た10代~20代の男が3人。


ここから逃がすまいと言う風に俺を取り囲んでいた。


「……げ…」


俺は思わず声を漏らす。


……縄張りに入っちまった…。




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