同居人はNo.1ホストー3ー完
そんなことを思いながら、尚実さんを見ているとー……
(アナタ、お名前は??)
尚実さんに質問されて我に返る。
あっ、ヤバッ!!
あたし、まだ自己紹介してなかった。
今更、気付いた馬鹿なあたし。
「あたし、曖芭捺海って言います。」
(捺海さん…か……
可愛い名前ね。)
「いえ……そんな////////」
誉められ何だか照れくさくなってしまった自分。
(捺海さんって……尚希の彼女かしら??)
「へっ!?」
いきなりのことに思わず間抜けな声を出してしまったあたし。
ってか何で分かった!?
あたしと尚希が、付き合ってるって。
すっ、凄い……この人。
さすが、尚希の母親……
(あら、違ったかしら?)
「あっ……えっと……
はっ、はぃ………////////」
あたしは、顔を赤くしながら俯いた。
(フフッ……そう……
尚希に新しい彼女が、出来たのね。
嬉しいわ。)
尚実さんは、本当に嬉しそうな表情を見せた。
そう言えば……何で、ここに尚実さんがいるんだろう。
だって、尚希の母親でしょ?
普通、出るもんじゃないの?
息子の誕生日パーティーに。