同居人はNo.1ホストー3ー完
なのに、何故つねる!?
馬鹿か、お前!!
めちゃくちゃ、良い雰囲気だったのによ!!
そんなことを、あたしの悪魔が愚痴っているとー……
「本当、お前って馬鹿。
うざ過ぎてマジ、ムカつく」
「ハァ!?
何なの本当!」
ギュッ……
えっ…………?
一瞬、何が起きたのか……あたしは理解出来なかった。
だけど、尚希の……甘い香りがほんのりとあたしの鼻に伝わった。
この香りが、尚希だと確信した時あたしは今、自分が尚希に抱き締められていると言うことに……
尚希の腕の中で気付いた。
「本当……良かった……」
そう、あたしの耳元で呟いてため息をつく。
「………っっ………////////////」
その言葉を聞いて一気に顔が、赤くなるあたし。
…………って、ここ病院じゃん!!
そのことに気付いたあたしはー………
「ちょっと、離してよっ!
ここ、病院!!」
そう叫んで、尚希の肩を力強く押すあたし。