同居人はNo.1ホストー3ー完
今回は、助かったけど……
次は、ないかもしれない。
だって……あたし、命狙われてるかもしれないんだよ?
また、同じ奴に狙われたっておかしくはない。
「おい、大丈夫か?」
「うっ、うん……大丈夫」
大丈夫と言っているのに、尚希はあたしの顔を覗く。
「嘘付くな。
どこが、大丈夫なんだよ」
いつも、思う。
何で、尚希はあたしのことが分かるんだろう。
初めて会った時も……あたしが、隠しごとしてる時も……いつも、直ぐ見抜いてしまう。
「本当に気にしてないから」
そう言って、真っ暗な空を写す窓を見つめる。
するとー……
グイッ……!!
「うわっ……!」
尚希は、いきなりあたしの腕を引っ張り腕の中で抱き締めた。
「ちょっ!?」
顔を上げようとしても、尚希の腕でしっかりと抱き締められていて上げられなかった。
「なんで、嘘付くんだよ。
こんな震えてんのに……
怖いなら、怖いって言えば良いだろ。」
「………………………………」
あたしを強く抱き締めながら、話し出す尚希。