同居人はNo.1ホストー3ー完
(じゃあ、俺が買いに行って来るよ。どうせ、やることないから暇だし)
春綺君は、そう言って自分の財布を手に持つ。
「あー……じゃあ、悪いんたけどお願い出来る??」
春綺君は、甲斐君からお酒の種類を聞いてリビングを出る。
(ねぇねぇ、なっちゃん!!
この飾り付け可愛くない?)
れおん君は、あたしの腕を引っ張ってリビングに飾ってある飾り付けを見せる。
おーぉ……さっきまでの殺風景が、嘘みたい。
(なに言ってんだよ!俺の飾り付けの方がいいに決まってんだろ!!)
(えー……てっちゃんのダサーイ……)
(ハァ!?だったら、れおんの方が変だろ!なんだよ、ウサギって。お前は女か!!)
れおん君と徹夜は、お互いに言い争いながら喧嘩を始めた。
そんな二人に呆れるあたし。
ハァー……もう、どっちでもいいから……
みんなで、ギャアギャアと騒いでいるとー……
(……おい、お前ら……)