同居人はNo.1ホストー3ー完
そんなの決まってんだろ………
「あぁ……」
「じゃあ……何で…何で……
拒否したの?」
「それはー……」
「まだ、満里南さんが好きなの?」
俺の話を聞かずに質問して来る捺海。
「満里南のことは、もう未練はない。」
俺は……もう満里南に未練はない。
俺が今、惚れているのは……
お前なんだよ。
「嘘……だって……満里南さんの時は
付き合ったその日に抱いたんでしょ!?」
捺海は、俯いていた顔を上げて俺を見た。
確かに、コイツの言う通り俺達は付き合ったその日だった。
好きな奴を抱きたいって気持ちもあったが、あの時の俺はガキだった。
昔の俺は、ガキで理性なんて全く抑えられなかった。
けど、今は違う。
あれからもう数年経った。
俺は、もうガキじゃねぇ……もう立派な大人だ。
それに、俺はお前を大事にしたいから我慢したんだ。
お前が……大事だからこそ。
「あたしの時は……拒否したじゃん!!
アンタは……あたしじゃなくって……
満里南さんのこと……!!」
ギュッ……
俺は、大声で叫ぶ捺海を抱き締めた。