同居人はNo.1ホストー3ー完









真っ青な青い綺麗な空にキラキラと眩しい太陽。








そんな綺麗な空に浮かぶ真っ白な細長い飛行機雲が、広がっていた。









“だから捺海……笑って”








「………ヒクッ……っ……」








ニコッ……








あたしは、そんな綺麗な空を見上げ涙を流しながらー……







心から笑顔で、笑った。









「…………っ…ううっ……ママぁ……!!」









見上げている空を見ていると、何故かあたしの固く縛り付けられていた物がすうっと溶けて行くような感覚になった。








そして、何故だか分からないけど体が少しだけ軽くなったような気がした。






まるで、本当にママがあの空から見守っているかのようだった。







あたしは、空を見上げながら……







大きな声を上げ涙を流しながら泣きじゃくった。






自分でも、驚くぐらい泣いた。





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