帰りみち


『きゃっ...何っするんですか』

私を引っ張って
歩きだしたのだ

「少し...だまっ、て」


そのまま連れて行かれる
そしてどんどん歩くのは

私の家の方向

『なんで私の家しってるんですか』


少し黙って

「引越し...てきた。あそこ...」

最近工事してたなぁといえば
できていた

マンション
私の徒歩3分くらいのとこだ

『え!!!!!!』

「だから...これ、から、一緒に」


「帰ろ...」

『まぁ...いいです』


私は笑って返した
だって可愛くて

なんだか微笑ましくなったから



これからいろいろと
楽しみだー

なんて考えていた
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