帰りみち


すると家が見えた
なんか寂しいな

まだ一緒に...ってダメだよ
彼女でもあるまいし

『じゃあ、さようならっ前橋先輩っ!!!』

すると

回転した体をまた回転させて
前橋先輩は

私を自分と向き合わせた

「これ...」

ぎゅっと握らされたのは
紙だった

開くと
メアドと電話番号だった

「登録...しと、いて
 ....あと零でいい」




そして先輩は
歩いていってしまった

私は熱くなる顔を抑えれらなかった


『”零”先輩...反則ですよ』

そして家に帰っていった



家の中は誰もいない....
私の足音しか聞こえない

その中で携帯を開いた
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