青春電車
「アイちゃん、行こうか?」
朝、ママの声がした。
スクバに入れた携帯を見ると
あんまり時間がなかった。
「はーい!」
あわてて家を出てママの車に
乗りこむ。
うちから駅までは5分位。
学校とも遠くはないから
このあたりから通ってる子も少なくない。
車から自転車通学をしている
西高の子が見えるとなんだか
申し訳なくなってしまう。
「じゃあ、行ってらっしゃい」
今日のお小遣いをもらうと
私はママの車を降りた。
手を振りながらホームへと急ぐ。
定期を見せるとちょうど電車が来た。
間にあってよかったという安心感を
胸に私は電車に乗り込んだ。