青春電車

「りょーちゃん、今日部活?」

また甘え声が聞こえる。

音楽を聞いて耳を塞げばいいのに

私は逆に耳を澄ましている。

「うん、サキ今日も観に来てくれる?」

サキ。

それが彼女の名前。彼が何の部活かは

知らないけど彼女は観に行くんだ。

所詮、こんなの恋のカウントには

入らない。電車で会った人に一目惚れ

なーんて、漫画じゃあるまいし。

非現実的過ぎて噴きそう。

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