青春電車

私が好きな男の子は

私の何倍も可愛い女の子と腕を

組んでいた。

透き通る程白い肌。人形の様に

長いまつ毛。それに映える大きな目。

背中まで伸ばした長い髪にかかった

ちょうどいいカール。

私は思わず顔を伏せた。

彼は。彼女の頭を軽く撫でると

にこっと笑った。私が初めて見た

彼の笑顔だった。
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