危険な瞳に恋してる
 あは☆

 あはははは♪

 アレクサンド・ライトだ~~~

 この、なんだか楽しい。

 カラダの疼いて仕方ない、ヘンな気分は、アレックスを呑んだからだ~~

 目が、紫色……?

 じゃあ、わたし、一回呑んだだけで、中毒を起こしちゃったんだ~~

 うふふ。

 中毒……♪

 中毒♪

 なんか、楽し………

「春陽!
 春陽!!!
 本当にヘンよっ!?
 大丈夫!?」

 柴田の必死な声も、なんだか、笑える。

「もう、絶好調、って感じ♪」

 こんなに大丈夫なことはないのに。

 柴田の顔は、みるみる暗くなった。

 頬には……涙?

 なんで?

 ヘンなの~~

 柴田は、ごしごしと、涙を拭いて言った。

「やっぱり……担任の先生……
 ううん、あきらクン呼んで来る……!」

「ナニ?
 三人で、イイコトするの……?
 まあ、ダイタン~~~」

「莫迦!!!!」



 柴田が、怒鳴って、わたしの手首を離した。





 ……そのとたん……!









 ………次に来たのは、猛烈な寒気だった。

 
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