危険な瞳に恋してる
 



「……紫音……?」




 裸のわたしを、満足そうに抱きしめたまま。

 それから先、何もしない紫音に、思わず、ため息をついた。

 また……限界時間、かな?

 心配していたケイレン発作も起こさず。

 紫音は、とても穏やかに眠っているように見えた。

 さっき、大騒ぎしたから。

 もうすぐ加藤先輩と、薫ちゃんがここに、飛んでくるに違いない。

 特に心配ないよって、連絡をしようかな?

 紫音もわたしも裸だし。

 まだ午前中だから、時間だってたくさんある。





 紫音が、目覚めたら……





 ……今の続き……





 ……してくれる……かな……?




 また、わたしのコト




 春陽って、呼んでくれるかな……?



 
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