夏の命
夏の命




夏が終わる


夏を生きる命が終わる




暑い夏を

熱く精一杯生きた命が終わる




生きている証を必死で謳う蝉

つるを敏感に伸ばす朝顔



地を揺らし轟く雷鳴

焼けた大地を冷やす夕立




いつの間にか

夏の声が止み

夜になれば風が吹き

朝になれば空気が澄み

もう秋の声が聴こえる




夏が終わる

もう、この夏が終わる







熱く生きる人生の夏は

感傷的な秋に代わり

もの恋しい冬になり

穏やかでもあり
憂鬱でもある
心浮き立つ春になる





繰り返される四季


でも同じではない


同じ季節は二度と過ごせない






私は……


生きているか?




その時々を

人生の折々を

色鮮やかに眩しく

生きているか?




熱く命を燃やして

生きているか?













夏が終わる

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