アンサツシャ


 二日間調べた結果、ルクセンにある学校に通う日本からの留学生だという事がわかった。
 マスターからの電話で詳しい情報もわかり、レインは恋華の通う学校に来ていた。



レイン「ルクセンミュージックスクール。
ここか。しかしデカい学校だな」



 車を校門の前に止め、校舎を見ながらレインが言う。

 校門からは噴水などが正面に見え、そのかなり奥に宮殿のような真っ白な校舎が見える。

 学校と校門の横に書いていなければ、どう見ても学校には見えないだろう。


 レインは車を動かし、校門が見える少し離れた道路の路肩に車を止め、張り込みをした。



 雑誌を読みながら張り込みを続けていると、一時間ぐらい経った頃、学校が終わったのか生徒等が門から出て行きだした。
 その時、他の学生と一緒に恋華が出てくる。

 それに気が付いたレインは車から降りた。
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