アンサツシャ


‐翌朝‐



 レインが寝ていると、携帯電話の着信音が部屋に鳴り響いた。



レイン「……んー……」



 朝からかかってきた電話に、面倒くさそうにソファーの上で起き上がり携帯電話を開く。
 画面を見ると、組織『グロリア』からの電話だった。



レイン「……レインだ」



「おはようございますNo.Ⅳ。
次の任務なんですが……。
今回も本部まで来てもらえますか?」



レイン「……ああ、わかった」



 電話を切って用意をした。
 真っ黒なスーツにコート、サングラス。

 いつもの服装に着替えた。
 特殊部隊のメンバーは、任務時など皆だいたい同じ服装をしている。
 言わば、制服のようなものだ。


 レインは家から出て車に乗り、組織の本部に向かった。
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