seven kisses
ねぇ、それって.....それって.....

遠まわしにプロポーズ?

いや、自分が何言ってるか、気付いてないんだろうなぁ。

きっと、無意識だよね.......



でも、いい。

そういう微妙にニブいところも、嫌いじゃない。

真っ直ぐで、優しい敬志が好き。



「26歳の誕生日は、忘れられない日になったな。今日は、沙絵が俺にとって、どんだけ大切かよくわかった。」

「.......。」

「来年はどんな誕生日になるかわかんないけど、この先もずっと一緒に誕生日祝ってくれるよね?」

「え、あ.....うん。もちろん。」
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