恋の行方〜甘い約束〜
『あ…。…っ!!』




気まずそうな顔で私を見て、駆け出していなくなった京香ちゃん。




私はゆっくりと立ち上がって右足に力をかけてみた。



「痛っ…!」




…どうしよう。また捻っちゃったみたい…




右足を庇いながらトイレの近くにある水飲み場までむかってハンカチを塗らして足にあてる。




治ったばかりなのに、ヒールのあるサンダルなんて履いて来ちゃったからだ…。



側に置いてあったベンチに腰かけて純君に電話しようか悩んだ。




せっかく楽しんでるのに水さしちゃうよね…




でも…純君だったらすぐに気づいちゃいそうだし…。



どんな事でも言って欲しいって言ってたし…


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