恋の行方〜甘い約束〜
ベッドに付いてるテーブルの上に置いてあるメモ帳を手に取り渡された。





何から、書けばいいの…?




ペンを握ったまま動かない私に先生は


『なかなか書けない?

それじゃあ…私にじゃなくて、彼に今一番伝えたい言葉は、なにかな?』





先生じゃなくて…純君に…?





ゆっくりと字を書いてペンを止める。






『…ごめんなさい、か…

それは入院して心配かけた事に対してのごめんなさい?』





それもあるけど…





私はまたペンを走らせる。




『…傷つけた…?
何かヒドイ事言っちゃったのかな?』





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