ヤンキー少女は純情ちゃん!
「……もうちょいで上がるし待っとけ」
「…言われなくても!」
てかしょげる……
智だったからまだしも知らない人に裸見られたらどうしよう…
……考えただけで恥ずかしくて死にそう…
「……何百面相してんの。風呂入ってこれば?」
あたしはまた百面相してたらしく智に呆れられた。
「……智もうちょい中学生らしくしなよ。かわいげない」
「残念ながら俺はかわいげなんて求めてねぇから。…そんなことより早よ入ってこい」
いつも思うが智は弟らしくない。
これじゃどっちが年上か分からない。
「早く」と催促をしてくる智をチラ見してお風呂に向かった。