ヤンキー少女は純情ちゃん!



……女友達、ねぇ…


あたしには女友達は一生出来そうにない。



怖がられてるのだからわざわざ近づいてこようと思うチャレンジャーはいないだろう。


仮にいたとしてもあたしはほとんど喋らないし一緒にいても楽しくないと思う。



ま、どうでもいいけど。


「……智ー。あのさぁ」


「…あ?」

なんか機嫌悪い…


「なんで機嫌悪いんだよ」

機嫌悪いと迷惑なのはこっちだ。


「……別に。てか楓髪びしょびしょじゃねぇか。ドライヤーで乾かせよ」


「えー。……めんどい」


ドライヤーを使わずに自然乾燥でも一応髪は乾くのだから問題ない。



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