「1/4の奇跡」左側の君に【完】
「うん。わかった・・・」
私は拓人の、胸の中で頷いた。
拓人はゆっくりと深呼吸した。
「俺・・・
これから一人暮らしするじゃん」
「うん」
「俺、本気で頑張ろうと思うんだ」
「うん」
「花音も大学、頑張るんだろ?」
「うん、頑張る」
「俺たち、離れ離れだろ?」
「うん・・・そうだね・・・」
「ちゃんとお互い頑張るためには・・・」
待って・・・何を言い出すの???
私は顔をあげようとした。
すると、ガシっと頭を抑えられた。
「こっち向くな。最後まで聞けって」