モラルハザード
「2歳か…そうですよね、うちなんかもっと言うことを聞かなかったですよ」
「え~?このお兄ちゃんが?」
さっきからスコップを貸してくれたり、弟くんとお山を作ったりと優しい小さなお兄ちゃん。
このくらいになれば斗夢も落ち着くのかしら…。
「ちょうど、この子が2歳の時に下の子が生まれて、もう、イヤイヤ、ダメダメで大変だった」
そのママは肩をすくめた。
「2人の子育て、大変じゃないですか?」
斗夢一人にに振り回されてる日々、二人目なんて考えられないが、
いつまでも一人っ子じゃかわいそう。
だから、そろそろ二人目を…と思わないこともなかった。