モラルハザード


プリスクールで出会ったママ友たちは、これにもまた満足していた。


それ以前のママ友には苦い思いをした。



斗夢が生まれて半年くらい経った頃、私はたまらなかった。


赤ちゃんと二人でいる昼間がこんなにも長くこんなにも苦痛だとは


誰が思っただろう。



無性に誰かとしゃべりたくて仕方なかった。



近所の育児サークルに入ったのはその頃だった。



しかし、その育児サークルでのママ友との付き合いは短かった。


そのママ友たちはなんというか

私とは “世界が”

“合わない”ママたちだった。

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