モラルハザード


「なぁ、もう食べてもええやろ」


携帯をいじっていた透がしびれを切らしたようにパタンと携帯を閉じた。



はっと、私も我にかえってブログの用の写真を保存した。




「斗夢ごめんね~、さ、食べようか」


斗夢は斗夢ですっかり疲れたような顔をして唇をとがらしてる。



「はい、あ~ん」

私は、斗夢の口にスプーンを運びながら

これから書くブログの文章を考えていた。
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