オレ様になりたくて…。



「何で?」


「アタシんちの方が近いから取り敢えず、先に向かってる。アタシが降りた後で、自分ちの場所言いなよ」


なるほど

タクシーの相乗りってワケね

オレ、酔っぱらって全然その辺の事、覚えてねぇーわ




暫くするとタクシーの運転手に指示を出す難波薫子

マンションの前でタクシーが停まると、暗闇の中に人影が見えた

段々、人影がハッキリとしてくると

オレの酔いが一気に冷めていく


「これ、取り敢えずね」


ってオレに札渡して難波が先に降りるから、慌てて精算済ませてオレも一緒に降りた



< 50 / 137 >

この作品をシェア

pagetop