オレ様になりたくて…。
たまたま、家の方向が同じで、酔っぱらったチャラ男とタクシーに乗る

こいつに日本酒飲ませた柊さんが送ってやればいいのに

その柊さんはかなり飲んでたのに、顔色ひとつ変えずにアタシに


「頼んだからな」


って言うと、颯爽と帰って行った

取り敢えず、チャラ男を乗せタクシーでアタシのマンションまで来ると、見覚えのある人影が見えた

アタシの身も心も鷲掴みにして離さない人

三輪さんがいた



一瞬で体が高揚する

今日は会えないと思ってたのに…

同時にまた罪を重ねてしまうのかと思うと

熱くなる体とは裏腹に心は一瞬で冷たくなる



< 55 / 137 >

この作品をシェア

pagetop