オレ様になりたくて…。
チャラ男にアタシの分のタクシー代を渡して

タクシーから降りた

すると

何故かチャラ男も降りてきた


マジで止めてよ…






結局、この状態を見て三輪さんは帰っていった

三輪さんは決して怒って帰った訳じゃない

むしろ、この状況を楽しんでいるようにも思える

いつだってあの人はそうだ

アタシの事をあんなにも激しく求める癖に、もしその時がきたら簡単にアタシの事を手放すだろう





帰ってった三輪さんの残像をいつまでも見据えながら、受け止めて貰えなかった体の火照りを自分自身で抱きしめる

せつないため息を夜の風に乗せるように1つ小さく吐く

同時にどこか、そうならなかった事にホッとしているような気もしていた


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