オレ様になりたくて…。



「マジっすか!?オレ、この近くにシャレオツなカフェ知ってるんすよ。その店、女子受けいいっすよ~。難波さんも気にいると思うけどなぁ」


って調子に乗ってペラペラしゃべってると


「テメェさ、キャラぶれ過ぎだって。さっきから」


と、クスクス笑いながら難波薫子が言う

あまり見た事のない難波の笑顔に驚いたオレは思わず


「お前さ、もっと笑ってろよ。そうやって笑ってるお前、最高にイケてる」


って座ったまま顔を見上げて、思ったままの事を言った


「ば、バカいうんじゃねぇよ。殴られたいのかよ。早く立てよ。おいてくぞ」


難波薫子は顔を真っ赤にしながら、先に歩いてってしまった

オレは慌てて立ち上がる


「置いてかないでくださいよぉ~」


と、ちょっとニヤケながら追っかけると


「早く来い、チャラ男」


って笑いながらオレに向かって言ったその顔は


もうチャラ男でも何でもいいやって、思うくらい最高に可愛い笑顔だった


< 73 / 137 >

この作品をシェア

pagetop