オレ様になりたくて…。



「あのヤロォー」


「何だよ、急に」


難波薫子が何事もなかったかの様にオレに言う


「お前さ、無理すんなよ」


「はあ?無理ってなんだよ」


と言いながらアイスコーヒーを口にする難波薫子


「じゃあ、その両目から溢れる涙は何なんだよ」


オレが言うと


「な、みだ…?」


自分の頬に手をやり、濡れている事に漸く気づく


「来いよ」


オレは難波薫子の手を強引に掴むと会計を済ませ

まだそんなに遠くに行ってないはずの二人を追った

少し行くとさっきの二人連れを見つける

難波薫子が


「止めてよ」


って言うけれどオレは無視する

そしてー



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