ゴーストバスターZERO
第14話(絆)
おっす…
俺は零…

今、大変な修羅場に
立たされている

正直…
最終試練は…

クリアしそうにないよ…
(↑おい!)
(↑何で自分で、また終わりを決めるんだ?)


でも…


ZEROを倒すことなんて…
無理だよ…


一緒に、命懸けで
戦った仲間だから…


だけど…

ZEROは一撃必殺の
火焔拳を俺にしかけて来た


俺が…
よけたばかりに…


ZEROが…

あのZEROが…


マグマの川に…


俺は…



……第十四話(絆)


ZEROが溶け始めていく…


「ZERO~!」
「今すぐ助けるからな!!」

なりふり構わず…

俺は…

消滅を選んだ…


俺達を…



マグマが
飲み込んでいった…


マグマの中に…
ZEROの手が…


俺の体も溶け始めていく…

ZEROの手をつかみ
最後の力を振り絞り
俺の肩に…
引き寄せた…


「おい!大丈夫か?」
「せめて…お前…だけ…でも…助か…って…」


灼熱の熱風に会わせ
マグマで溶けていく
俺は…
もう…
話すことさえ
出来なかった…


半ば溶けたZEROを
川辺に寝かせ…


もう…
上がる気力さえ…


ザブッ!
下半身が溶け
残りの体が…
沈んだ…


俺は…
天魔に
ZEROだけは
救ってくれと願い


俺の全てが


消滅した…


みんな…


世話になったな…


俺がいなくても
ZEROは…
誰かと力を合わせて
必ず悪霊を成敗してくれるはずだから…



その時は…

応援してくれよ…





でも…


消滅したにも
かかわらず…


俺…
よく喋ってるな…


意識?
心が残ってるのか…


体は溶けたんだ…


金色の光が…

見えてきた…


マグマの中に…
あるのか?

俺の意識が
光の中に入り込んだ…



光に包まれた俺は…
マグマの中から、
出てきた…


「ZERO~!」

思わず叫んだが…
アイツの姿が
なくなっていた…


「天魔~!」
「おい!天魔~!」


金色の光を出したのは
天魔にちがいない…



「いるんだろ?」
「姿を見せろよ!!」


(お主…意識体のわりには、元気じゃな…)


「て、天魔か?ぜ、ZEROはどうなったんだ?」


(ほほ~っ!お主…自分の身を案じず、ZEROを気にしておるのか?)


「アイツの無事が分かればいいんだ…」
「教えてくれよ…」
「頼むよ…」


(お主は、ほんとにそそっかしいのう?)


「何で、笑ってるんだ?」

(ZEROがマグマにやられる訳はないと言ってるんじゃ…)


(゜□゜;へっ?


(ほれ…あれを見てみい…)

「ZERO~!!(泣)」


なんと…
ZEROは完全体のまま
火山の上で腕を組みながらコッチを見ていた


「意味分からんし…」


(お主…最初にZEROが言ってた事、覚えてるか?)


「うんと~う~んと…」
「倒すとか?」


(呆れたヤツよのう~)
(ZEROは、お主に…)
(ここは俺様のフィールド…さらに、火の鳥覚醒したZEROがマグマにやられるわけがないやろ?)


(゜□゜)そっか…


(貴様!!俺様は灼熱地獄で、火の鳥覚醒したんだ!!)
(実はな…天魔と賭けをしてたんだ…)
(霊界修行をし始めた、俺様は、この熱風すら、慣れるまで、数年も費やした…)
(そこで…貴様が、自らマグマの中に飛び込んで行くか、賭けたんだ)
(そして、その賭けは…俺様の勝ちだ!!)
(自分を捨てて、俺様を選んだんだ…)
(その意味が分かるか?)


┐('~`;)┌


(零よ…この世界の権力者は…この天魔じゃ…)
(お主にZEROを倒せと命じた…)
(だが…お主は…友を選んだんじゃ…)
(お主らは、2人で、お互いに認めあい、お互いを信頼し、また、守り守られる事で、さらに絆が強くなるんじゃ…)
(最終試練は…見事に合格じゃ…)


「ヤッター!!(泣)」


「ところで…体溶けて無くなったんですけど…」


(好都合じゃ!!)
(早よう、戻るがいい!!)


「あ、あ~い!!」

(貴様…零よ…よかったな!!信じてたぞ!!)

「ごめんな~(泣)」
「ZERO…俺のパートナーだぜ!」

(パートタイマー?)

「違うパーマネントだ!!」(↑お前こそ違うぞ(感涙)

「現世に帰ったら…」
「メガ盛り猫マンマ食ってやるぜ!!」
(↑その内猫ヒゲが生えて来るぞ!!)

「俺のは…獅子だ!!」
「ライオンだじょ~!!」


やがて…


長い長い空間に
吸い込まれながら
自分の肉体に…

帰ってきた…


あれっ?


これって…


俺の体…?

…か?


天魔が細工したって…

この事なのか…(泣)




第十四話 終
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